■お墓の土部分に砂利を敷く

土がむき出しになっていると、あっという間に土の部分は雑草だらけになってしまいます。そのためお墓の雑草対策の一つとして、砂利を土の上に敷くという方法がおすすめです。土を砂利で覆ってしまえば雑草は生えにくくなり、雑草を取り除く手間が一気に減ります。白玉砂利や、黒い砂利石である那智黒石などがお墓の砂利としてよく用いられます。

ただ、砂利は経年劣化により隙間ができたり、砂利が少なくなったりしてしまいます。そうするとやはり隙間から雑草が顔を出してくることが増えるため、定期的に砂利を追加するなどのお手入れは必要になってきます。また、あくまで土の上を覆っているだけなので、完全に雑草を防げるわけではないことをデメリットとして覚えておきましょう。

お墓に敷いた砂利を固めるなら、「かんたん固まるくん」をご利用ください。砂利や土の表面を固化すると、ゴミや落ち葉の掃除が楽になります。

■お墓に除草剤を撒く

墓石周りに除草剤を撒いて雑草対策をするという方法もあります。除草剤には雑草を枯らす効果があるため、一度に雑草を死滅させることができます。そのため素早い雑草対策には向いているといえるでしょう。

しかし除草剤には様々なデメリットがあります。除草剤は人の体に害のある薬品を使っていることがほとんどで、広範囲に撒く可能性があるからこそ、周りに他のお墓がある場合は除草剤を使って良いか許可を取る必要があります。墓地や霊園の管理者に対しても許可取りは必要です。雑草を取り除く効果は高いですが、気軽に使えるものではないことは覚えておきましょう。

■固まる土を使って雑草を生えにくくする

お墓に雑草を生えにくくするための対策として、固まる土と呼ばれる特殊な土を使う方法もあります。土にセメント等が混ざっており、上から水をかけるだけで固まります。密度が高くなることで雑草が生えにくくなります。水はけも良く、土なので温かみのある印象を保つことができる点もメリットです。

しかし、含まれているセメントの量が少ないため、固まり方にムラがあったり、劣化が早かったりというデメリットもあります。固まる土を使った雑草対策は、施工業者に依頼することもできますが、DIYでも対応可能です。

お墓の雑草対策では上記のような方法がありますが、宗派によっては砂利を敷いたり土を固めたりすることがNGな場合もあります。そのため、事前に確認してから実施するようにしましょう。