■砂利

白砂利や化粧砂利など、様々なタイプの砂利の中から好みのものを庭の雑草対策として選ぶことが可能です。明るい色の砂利を選べば、庭全体の雰囲気も明るくなります。

砂利敷きは下地を選ばず、浸透性があり水たまりができないことが特徴です。粒度が大きい砂利であれば、隙間に落ち葉やゴミが入ってしまうので、その点には注意しましょう。

また、砂利を庭の雑草対策に選ぶ場合は、砂利敷きだけで完全に雑草を防げるわけではないということを注意点として覚えておきましょう。雑草対策として砂利を使う場合は、地面の上に防草シートを敷き、その上に砂利を敷くことが重要です。防草シートにより、雑草をほとんど防げます。ただし、シートの端の隙間から草が出ることがあります。

雑草対策の効果を長く保ちたい場合は、スプレーで砂利が固まる「かんたん固まるくん」の利用もおすすめです。

■タイル

庭に隙間を作らないようタイルを敷き詰めることで、雑草対策になります。タイルは色や素材など、様々な選択肢があります。庭の雑草対策に使うと、庭がすっきりとした仕上がりになるのが特徴です。

ただし、タイルを使う場合は色選びにある程度慎重になる必要があります。白などの明るい色のタイルは、太陽の光が反射して非常にまぶしく感じることがあるため注意しましょう。業者には希望の色を伝えつつ、どのような色だとまぶしく感じづらいのか相談するのがおすすめです。

■レンガ

おしゃれなイメージのレンガですが、デザイン性の向上だけでなく、雑草対策にもおすすめです。防草シートなどとあわせて使用することで、おしゃれに雑草対策ができます。レンガはナチュラルで温かみのある印象が強く、庭のグリーンとの相性も良いのがメリットになります。経年劣化によるダメージが逆に良い雰囲気を出すという特徴もあります。

注意点として覚えておきたいのは、水分を吸収する素材のため、コケなどが年々増えていく可能性があることです。湿気の多い庭では、レンガは残念ながら不向きです。

■敷石・石畳

敷石や石畳は、石やコンクリートで作られた板状の素材なので、庭に敷き詰めてしまえばその場所から雑草が生えてくることはありません。石畳風のおしゃれな庭に仕上げられるのが、敷石のメリットです。いろいろなカラーや素材の石を組み合わせて敷き詰めるため、その不揃いさが良い雰囲気を生み出します。アパートの庭などに石畳があれば、それだけで全体の雰囲気がおしゃれになります。

注意点としては、施工後に変更しにくくなることや、コストがかかりやすいこと、雨が降った後は石で滑りやすいことなどが挙げられます。

■芝生・人工芝

芝生を植えることも庭の雑草対策につながります。通常の芝生は定期的なお手入れが必要になりますので、お手入れの手間を少しでも減らしたい場合は人工芝を選ぶという方法がよいでしょう。広い庭に柔らかい人工芝があると、遊び場としても最適です。

芝生の場合はお手入れをする必要があること、完全に雑草を防げるわけではないため、細かい雑草を取り除く必要があることなどに注意しましょう。また、人工芝は、なるべく長持ちさせるために敷設前には下地を水平に整える必要があります。